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中国インディーゲーム『飢えた子羊』感想-零创游戏《饿殍:明末千里行》

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というわけで、タイトルの作品『飢えた子羊』(原題:《饿殍:明末千里行》)を遊びました。 先月Steamで日本語版にも対応したものが発売された、中国発のインディーゲームです。 ▼ファミ通の紹介記事 https://www.famitsu.com/article/202404/3657 ▼Steamストア https://store.steampowered.com/app/2593370/_/ 思い返せばこのブログではゲームについてあまり書いたことがなかったですね。 ADVというか、テキスト主体のノベルゲームをするのが元々好きなのですが…。 最近はあまりアプリゲームもやることがなく(少し前までは水都百景録をず~~~~~~っとやってたんですが、仕事がヤバくなったときに離脱してしまった)、ノベルゲームもぽちぽちと同人の成人向けをやったり…で。 ただ今回の『飢えた子羊』がわりと話題になっており、中国インディーズゲームが来るぞ…みたいな話を聞いたので、ちょっと興味が出て遊んでみました。 以下、簡単な感想を書きます。 サラッとですが ネタバレあり になります…ので! 自分で遊びたい方は見ないでください よろしくおねがいします。 ============== 以下ネタバレ注意 ============== まず大前提として、 ・子どもが可哀想な目に遭う ・サイコホラーのような圧迫感が苦手 上記に心当たりがある方にはあまりおすすめできません。 直接的にすごくめっちゃやばいグロい!ゴア!という描写があるわけではないのですが、結構苦手な人も多そうだな~って。 ゲームの背景が「大飢饉」「人身売買」というのはすでに明らかにされているので、そこから想定される事態は大体ゲーム中でも描かれます。 その他SNSなどの感想を見ても、R15と言っている人が多い感じですね。 CGが出てくることもあり、CERO審査したらD(17歳以上対象)のような…? 【良かった点】 ●声優さんうまい ヒロインの穂ちゃんがとにかくよかった。 とても有名な声優さんみたいですね! 最初のなんか胡散臭いガキだな…というところから、過去回想における真に迫った演技、終盤になってから…などなど変化していく様が声から伝わる素晴らしさでした。 (後述しますが)翻訳があまりゲームに適応していない感じなのですが、そこをそれぞれのキャラクター

中国ドラマ版『ヒカルの碁』は素晴らしい青春群像劇でした-翻拍《棋魂》

GWですね。 私の目の前にはなぜか休み中に片づけねばならない仕事と学校の課題があります。 でも毎年のことだから慣れっこだね……。 そんななか、Xでの投稿や舞台化などで再度話題になっていた『ヒカルの碁』の中国ドラマ版《棋魂》全36話を一気見しました。 もともと放送された時から知ってはいたんですが、あんまりヒカ碁に思い入れがなく(アニメは観てました)。 なんとなく食指が動かないままでしたが、見始めたらクソ面白かったです! てかこれ2020年の作品とかマジか~。私が時空超えてる……。 楽天TVでは2022年から日本語字幕のついたものの配信がされていたようですね。 ▼特設ページリンク 中国版実写ドラマ「ヒカルの碁」を5月13日、動画配信スタート! ちなみに私はiQIYIの会員なのでそっちで観ました。 いや~~~~~~面白かったですね。 青春群像劇らしく若者たちの気持ちの揺れ動く様子がとても丁寧に描かれており、巧みな役者さんたちによってさらにそれが画面に立ち上がっていたと思います。 それぞれのキャラクターが丁寧かつ多面的な人物として存在しているからこそ、どのキャラにも感情移入できて惹きつけられましたね…。 対立する時もどっちの気持ちもわかるというか。 みんなにダメで嫌な面があり、絶対的な悪役みたいなのがほぼいないのが一番巧かった。 それでも子供~大人までなんだかんだみんな可愛くて、青春群像劇かつスポ根ものとして素晴らしいクオリティでしたね。 好きなシーンは大老師と映画『セッション』みたいな特訓(?)するところです。 怖すぎんだろ。 定段塞のところや30話以降の褚嬴(佐為)との別れをめぐるシーンでは結構ふぇーん!と泣けました。 ※その後の落ち込み→怒涛のラスト&ブロマンスはもうちょっとこう配分(?)があっただろと若干思ったけど。 ヒカルの碁自体はアニメしか見ていないし、しかも子どもの頃のことでロクに覚えてないのもあって、自分としてはここはちがーう!とか気になるところは特になかったです。 丁寧に作っているのがよく伝わってきて、テンポも良く長さを感じませんでした。 しかし広告にはぬるい笑みになりましたね。 個人的にいつものメンツ(ナッツ、風邪薬、ミネラルウォーター)がこれでもかと主張してきてたのですが、やっぱりこの形式は好きになれません。 最近のドラマはどうなんだろう。 忙しくてあ

【中国語】Podcast「张春酷酷酷」がたいへん面白いという話【播客】

 4月も半ばを過ぎましたね。 前回記事で書いた通り、今月から翻訳の勉強を始めました。 毎週1回の授業と課題、というのが生活に組み込まれまして……。 ここ数年のうちではかなり中国語学習意欲が高まって(?)いますね。 奇跡的に現在仕事が落ち着いているのでこんなに優雅にしていられるだけなんですが。 中国語から日本語への中日翻訳、日本語から中国語への日中翻訳それぞれの授業が交互にありまして。 そのうち日中翻訳の授業はすべて中国語で進行するらしく(考えてみれば当たり前かもしれないが)、なんっの心の準備もしてなかったので面食らいました。 ダルダルしながら自分で学習している期間が長く=要するにガチで独り言以外しゃべらないので、中国語で自己紹介ヨロ!授業も中国語!当てられます!にピャー!ですよ。 でも意外や意外、大体何を言っているかはわかったんですね。 最近ドラマとか全然見てないんですが、そう、ポッドキャストにハマってるんですわ。 そのポッドキャストとは「张春酷酷酷」です。 ▼iPhoneのひとならすぐ聞ける https://podcasts.apple.com/us/podcast/%E5%BC%A0%E6%98%A5%E9%85%B7%E9%85%B7%E9%85%B7/id1652672960 文筆家・カウンセラーの張春さんという方が、毎回テーマに基づいた女性リスナーの話を聞く…という番組です。 テーマを例に挙げると”004|一间自己的房间“はヴァージニア・ウルフの有名なフレーズから取られた回ですし、“008|过年不回家”は春節だが実家にゃ帰らねえぜ!という回、あるいはまだ聞いていませんが“014|母亲节吐槽”とかも面白そう。 ……といった感じで、要するに女性を取り巻く様々な問題や、「働いてないけど暇じゃないぜ」とか「大学行ったことないけど何?」とか「元夫がいますが」といったいわゆる「模範的コース」ではない人生を生きている人たちにスポットをあてるような内容が多いです。 この社会にいる様々な女性の体験を、話す/聞くという形でみんなで共有する……なんていうんだろ? ※自分たちのヒストリーというかストーリーをみんなで話すこういう場のことを呼ぶフェミニズム関連の言葉があった気がするが出てこない。 主に話すのはリスナーなので、面白おかしく体験談を披露するような話がうまい方もいれば、全然

【中国語】4月から頑張るひと【学校にいくぞ】

 2月は瞬溶けし、そして3月もすでに半ばを過ぎまして…。 こんな記事を出してから2か月以上が経過しました。 ▼【中国語】2024年の学習目標【学習するひと】 https://otakudoramareview.blogspot.com/2024/01/2024.html やっぱり仕事があると仕事しかしなくなるというか仕事に全振りしないと仕事が乗り切れないというか…。 0か100かの思考をしがちなので、自分の情緒やペースを保つためにそうなってしまうんですね。 が、このままではどう考えてもいけん…! というか私のQOLがおしまいになってしまうし、定期的にバーンアウトするわけです。 以前も仕事を理由に中国語教室をやめていますが、また初めてはいけないという道理はない。 たとえまた同じ轍を踏むことになる可能性大といえど! 語学学習なんてそんなもんだろ…っ! なんだかんだ飽きたりまたハマったり…を繰り返して、それでも完全に飽きることはなく数年間続いているのが中国語なわけです。 これは熱しやすく冷めやすい自分のなかではレアなものです。 その他に続いてる趣味といえば読書くらいのものなので。 だからまたやろう! やめるかもしれないけど別にいいや! ――そう開き直って、3月は学校の吟味をしていました。 今月メチャクチャ忙しかったんですけど、合間を縫ってレベルチェックテストを受けたりセミナーや模擬授業に参加したり。 そんな感じでいろいろなことを考え…考え…仕事をし…仕事を…。 結論、学校に入ることにしました。 来月から翻訳を勉強します。 お金はらいました…(元からスカスカの口座が泣いてる)。 とにかく半年、まずは頑張ってみようと思います。 正直自分のモチベーション維持という面でも仕事とのバランスという意味でもあまり継続する自信はないのですが、金払ったからさ!という。 形から入る…ならぬ、金から入るわけです。 なんとなく周りや学校の感じをみたところ、留学経験者や実務経験者が多そうな印象ですでに怯えています。 私は留学もしたことないし仕事でも全く使ったことがないのでね…。 こんなフワフワして基礎のなってないやつで大丈夫かという思いはありつつも、一応レベルチェックで振り落とされることはなかったので、なんとかかんとかやっていこうかと…。 がんばります。

【中国語】2024年の学習目標【学習するひと】

HSK6級の結果を出しましたが、あれは結果速報的なやつだったので…。 今年はちまちまでも自分の記録を兼ねてブログを書いていこうと思い、今回の記事は2024年の目標編です。 なんか達成できなかった時にハァ…て萎えるのであんまり好きじゃないので、「これは今やる気があるから書いてみただけでやるとは言ってない」と盛大な保険をかけていこうと思います。 それでは! ①中国語検定準1級合格 これはね…もう2級合格した2020年くらいから言ってませんか? ここ2年くらい、仕事が忙しすぎて中国語教室を辞めてからは正直あまり学習に力を入れていませんでした。 が、HSK6級もなんとなく合格しちゃったし具体的目標ということで一番に挙げておこうかな、と! 自分としては、長文とか選択問題とか語彙はそこそこ…ノリでいけるんじゃ?と思っています。 が、中検の場合はとにかく日文中訳問題の対策ができない! 勉強しようと思っていてもかなりウンザリするし、そもそも作文が嫌いでやりたくないんですよね。 だから準1級から逃げ続けていたという部分も大いにあります。 今年は受検するだけでもしよう、と思います。 ディクテーションもやったことないしね…。 ※正直筆記に合格しないと二次試験の口試はないものなので、そちらは考えるのをやめます。 勉強方針としては、例によって私は過去問をやるのが嫌いなのでやるつもりはないです。 『合格奪取』シリーズの準1級/1級を持ってはいるのでそれを使う(これは出題形式が違うらしいが、知らん)。 あとはキクタン上級編。 去年はちまちま『新装版中国語四字成語・慣用表現800』をやりまして、なんとなく頭には入れたのですが…。 キクタン上級編の成語らへんを見ると意外と被ってなさそうなのでこちらを覚えようかと。 それと金星堂の『中国語作文の基礎』はさらいたいですね。これで中文日訳がなんとかならんかな? リスニングについては上に合格奪取のリスニング編でディクテーションがどんなもんかくらいはチェックしておく。 モチベーションが維持できるかにすべてがかかっています。 あと受験料を払うぞ!て気持ちになれるかどうか。 がんばろ~。 ②ビジネス中国語 つい昨日三修社から出てる林先生の『大人なら使いたい中国語表現』が届きました。 書き言葉の補足…というのもありますが単純に興味です。 遊びというか…自分の楽しみの

【中国語】HSK6級初受検の結果【来たよ】

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 あけましておめでとうございます。 元旦にはコロナ禍が始まってから約4年ぶりに母方の実家に帰省し、1泊でそうそうに帰ってきたところです。 標題通り、12月3日に初めて受検したHSK6級の結果がアップロードされたので確認しました。 ▼振り返り ・リスニングがまるでわからず心折れる ・閲読と写作は大丈夫だと思う ・よって180点いくのか不安 ▼受検直後の記事 https://otakudoramareview.blogspot.com/2023/12/hsk6.html ――結果、ででどん! おい!!!!!!!!! ってデカい声出ました。 250点も取れてたよ⁉ 合格って…コト…⁉ やったー!!!!!!!!! 今年で一番嬉しい。 しかし未だにリスニングまじで引っかかってるんですけど…70点取れてたらしいです(正直マークシートマジックだと思っていますが)。 閲読は病句以外はわからないところなかったので、落としたのは全部病句だと思います。 90点かなと思ってたのですが、おまけで4点ってことですね。 写作は全部記憶したものをそのまま書いただけなので、これは試験形式の問題であって実際の私の作文力はゴミです。今必死に勉強しています。 いや~…しかしね…。 良かった。初めてHSK受けてかなりダメで私全然できないじゃん…となっていたので、このスコアになって腑に落ちないところもかなりあり。 やっぱり個人的には実力が伸びたなと思ったタイミングは中国語検定2級なので、今年の目標はやるやる言ってやってない準1級受検でしょうか。 腑に落ちないとは書きましたが嬉しいものは嬉しいので、ここからまた中国語がんばろっ。ていう気持ちでやっていこうと思えました。年に1回くらいは試験受けなきゃだめだね…。 でもさ、本当は受験料高いから無駄にできないね…。 今年はちゃんと勉強して受けたいので、すでに仕事の予定でいっぱいの年始~3月の試験には間に合わない気がしていますが…6月…いや…11月に…ね…? 今年も頑張ろうと思います。 よろしくお願いいたします。

【中国語】はじめてのHSK受検(6級)記録

 さて、中国語の勉強はやったりやらなかったりでここ3年はあらゆる時間を仕事につぎ込んできました。 でもやっぱりまたちゃんと中国語やりたいなーという気持ちがぽつぽつ湧いてくることがあり、10月にダダッと申し込みをしていました。 そして本日12月3日、初めてHSKを受検してきました。6級でする。 なお先月は中検準1級を受ける予定で申し込み済みでしたが、予想外に仕事が大炎上してしまい泣く泣く欠席でした…。 そんな状況で勉強ができていたかというともうお察し。 ほぼノー準備でしたが、中検の受験料1万円ほどをドブに捨てたというショックがデカすぎて、HSKはせめて受けるだけ受けよう…と行って参りました。 しかしHSKの試験開始時間、はやい…。 今朝は6時30分起床で死にそうでした。普段フルリモートで働いているので、毎日起きるのが10時過ぎという人間にはキツすぎた。 そして冬の朝、クソさみぃ。 もう無理だ…ッて泣きそうな気持ちで、東京は神田の会場で受けてきましたよ。 それでもレベルチェックテストやると9割取れるので、いけるやろw!とクソクソ舐め腐っていたこともここに書いておきます。 自らへの戒めとして。 おごり高ぶるなよっていろんな人が言ってるだろって。 では結果発表は約1か月後らしいですが、記録として今日の所感を残しておきます。 ●听解● 超死んだ。以上です。 一回しか読まれないなんて聞いてないよ???????? これは対策しないとダメなやつだった…と思い知りました。大・反・省! わかった問題の方が圧倒的に少ないので、3割取れてればいい方だと思います。 もうね、この時点でね? 完全に心折れてた!!!! ●阅读● 病句以外は大丈夫( ˘•ω•˘ ) 病句は全部外したかもしれないまである! でも長文問題とかはわからないところが特になかったので、時間なくてィィィーン!て泣いてた最終問題以外は取れてる気がします。 これ時間配分難しいね…。 ●书写● 作文があることは知ってたので、朝、会場に向かう電車の中で中国語の作文の書式についてググってました。 タイトルつけるのと段落2マス空けたからまあ大丈夫っしょ。 作文とにかくニガテなので身構えていましたが、実質記憶力の勝負なのでそんなに…? というか作文をした記憶がないです。 とにかく覚えた文章をその順番のままでかいつまんで書いていたら400字は